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2008年2月

2008年2月26日 (火)

コンクリート打設

先日、佐野市S邸のコンクリート打設をしました。

S邸の1階部分外壁と一部の内装は、
コンクリート打放し仕上げになります。
階段部分に限っては2階まで続く壁一面が、
杉縁甲板型枠の打放しになるため、
失敗は許されません。

という訳で、この日は私も鉛筆を木づちに持ち替えて
職人さんたちと一緒に、ひたすら型枠を叩き続けました。

現場では、職人の方々と積極的に話しをすることを
常に心掛けています。
図面に描いてあることが、現場では施工が難しいことや、
別な方法のほうが理にかなっている などなど
現場に行かないとわからないことが結構あります。

この場合、こちらの求めている性能・デザインなどを
明確に伝え、施工方法や納まりを協議します。
(時には熱い戦い?になります)
そして、そこで学んだことを次の設計に
フィードバックします。

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2008年2月16日 (土)

薪ストーブ Part3

先日、那須町にある薪ストーブ屋さんに行ってきました。

那須高原のメイン通りには数件のストーブ屋さんがあります。
私が行ったのは、仮設小屋のような地味な所です。

お店の人に、おすすめの薪ストーブを聞いたところ、
<PECAN>というメイドイン オーストラリアのメーカーを
薦められました。

特徴は、薪として杉や松などの針葉樹を使えることとのこと。
一般的な薪ストーブはナラ・カシなどの広葉樹を使用し、
針葉樹はクレオソートやヤニが発生しやすいという
理由であまり使いません。

なぜ針葉樹が使えるかというと、
燃焼温度を高くし、クレオソートなどが
発生しにくくできるためだそうです。
通常、薪ストーブの燃焼温度は200〜300℃くらいですが、
<PECAN>の場合、500℃くらいでも耐えられるような
構造になっているそうです。

そういえば、併設されているカフェに置いてあった
薪ストーブの温度計を見たら、500℃くらいに
なっていました。
温度計が壊れているのだと勝手に思っていましたが
違いました。

針葉樹が使えるということは、
針葉樹を多く使っている建築廃材も
薪として利用でき、環境にも優しいということです。

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2008年2月12日 (火)

那珂川町広重美術館

2月初めの大雪の日に、隈研吾氏設計の
<那珂川町広重美術館>に行ってきました。

無理して雪の日に行かなくてもよかったのですが、
この機会を逃したら、いつ行けるかわからないと思い、
行ってきました。
そのおかげで、庭一面の銀世界を観ることができました。

この建物の屋根・外壁は、木製ルーバーで作られています。
作られているというか、覆われています。
1本1本の線材としてのルーバーが、連なることにより
屋根・外壁として視覚的に面材を形成しています。
遠くから引いて観たときと、近くで観たときの
空間や景色の変化が特徴的でした。

また、材料には、地元産の八溝杉(ルーバー)、
芦野石(床)、烏山和紙などを使用しています。


毎月第3日曜日は<家族の日>?だそうで、
子供連れ(中学生以下)の家族は観覧料が無料!です。
詳細はホームページをチェックしてください。Dsc01097
Dsc01092

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