日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
« 2008年3月 | トップページ | 2008年5月 »
先日、佐野市N邸の地鎮祭を行いました。
この日は雨が降りました。
月並みではありますが、
雨降って地固まるということで・・・。
N邸は秋山川という川の近くにあります。
ここは私が子供の頃、釣りをしたり水遊びした、
とてもなつかしい川です。
敷地の南側に、土手に上がる道路とその両側に
側道があります。
そしてまたその南側には、佐野○○大師の
駐車場が広く続くため、
住居地域という環境のなか、
敷地の南側は200メートルくらい建物が
ないという好環境です。
敷地面積は約90坪で南北に長い長方形です。
基本的な生活が全て1階でできるようにしたい
という要望をもとに地形に素直に
プランニングしました。
敷地南から、3台分の駐車スペース、前庭、
建物をはさんで、北側に外部物置と
1台分の駐車スペースを設けました。
木造2階建ての2階は、将来子供室になる
予備室2室のみとし、
それ以外は主寝室を含め、1階に配置しました。
事務所から車で5分位なので、
現場監理は、自転車で行こうと思います。
子供の頃のように。
「けんばい」とは、「建築士賠償責任補償制度」の通称名。
設計事務所が入る損害保険です。
以前ブログで「住宅瑕疵担保履行法」について書きましたが、
これは住宅の売り主及び元請け業者が対象で、
設計事務所は該当しません。
「けんばい」は、設計士による設計・監理業務のミスで建築物の滅失または、
き損事故が発生し、建築物や人に損害を与え法律上の賠償責任を負った場合に、
建物の補修費用等が補償される制度です。
私の事務所でも加入しています。
もちろん、いままで訴訟を起こされたこともないし、
日々の設計・監理業務でミスがないように慎重に進めています。
建物の基本である、雨・風・地震などから身を守るということを
疎かにして、空間やデザインを語ることはできませんし・・・
万が一?、万万が一の時に、補償費用等が補償されることで、
建主に迷惑が掛からないようにという思いからです。
少しでも安心して任せて頂けるように、
いろいろな面で努力していきます。
昨日、佐野市S邸で使用するキッチンカウンター+
ダイニングテーブルの材料検査を行いました。
S邸のキッチンカウンターはダイニングテーブルと
一体になる設計で、長さが約4.2Mあります。
一般的な、キッチンカウンターの素材としては
人造大理石やステンレスが多いと思いますが
今回は桧(無垢材)の節板を使う予定です。
というのも、私の自宅が同じものを使っていて
それをとても気に入って頂き、使うことになりました。
火や水を使うキッチンで、木を使って大丈夫?と
疑問に思うかもしれませんが、ウレタンクリア塗装した
カウンターは、みずを弾くし、汚れも簡単に落ちます。
熱い鍋などは直接置けませんが、
2年が経過した我が家のカウンターは
全く反りや割れもなく、快適に使っています。
こんな感じです。↓
材料検査は、施主夫妻・現場監督・造作家具業者と一緒に、
館林にある材木屋さんで行いました。
埼玉県飯能産の桧材を並べ、
質感・色・節などを一通り確認しました。
(20〜25センチある板を4枚並べて固定して使います。)
と、そのとき、片隅においてある木に目がいきました。
それは、無節の桧材でした。
無節の桧材のカウンターといえば、
お寿司屋さんなどで使う高価なもの
参考までにどれくらいするのか聞いてみると、
なんと、今回使う予定の節板とあまりかわらないとのこと。
理由としては、
とても割安な金額で市場に出ていたので、いつか使えれば
という考えで材木屋さんが数年前に購入していたそうです。
常識的には考えられないことが、
市場や原産地に行くとよくあるものです。
施主夫妻と相談した結果、
無節の桧材を使うことに決定しました。
カタログを見て、材料や素材を決めることもいいと思いますが、
数十年使い続けるものに対して敬意を払い、
時間や手間をかけて選ぶことでより愛着のある<住まい>が
できることを確信しています。