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2008年4月 5日 (土)

キッチンカウンター

昨日、佐野市S邸で使用するキッチンカウンター+
ダイニングテーブルの材料検査を行いました。

S邸のキッチンカウンターはダイニングテーブルと
一体になる設計で、長さが約4.2Mあります。
一般的な、キッチンカウンターの素材としては
人造大理石やステンレスが多いと思いますが
今回は桧(無垢材)の節板を使う予定です。
というのも、私の自宅が同じものを使っていて
それをとても気に入って頂き、使うことになりました。

火や水を使うキッチンで、木を使って大丈夫?と
疑問に思うかもしれませんが、ウレタンクリア塗装した
カウンターは、みずを弾くし、汚れも簡単に落ちます。
熱い鍋などは直接置けませんが、
2年が経過した我が家のカウンターは
全く反りや割れもなく、快適に使っています。
こんな感じです。↓

Dsc01464
Dsc01457_2

材料検査は、施主夫妻・現場監督・造作家具業者と一緒に、
館林にある材木屋さんで行いました。

埼玉県飯能産の桧材を並べ、
質感・色・節などを一通り確認しました。
(20〜25センチある板を4枚並べて固定して使います。)
と、そのとき、片隅においてある木に目がいきました。
それは、無節の桧材でした。
無節の桧材のカウンターといえば、
お寿司屋さんなどで使う高価なもの
参考までにどれくらいするのか聞いてみると、
なんと、今回使う予定の節板とあまりかわらないとのこと。

理由としては、
とても割安な金額で市場に出ていたので、いつか使えれば
という考えで材木屋さんが数年前に購入していたそうです。

常識的には考えられないことが、
市場や原産地に行くとよくあるものです。

施主夫妻と相談した結果、
無節の桧材を使うことに決定しました。

カタログを見て、材料や素材を決めることもいいと思いますが、
数十年使い続けるものに対して敬意を払い、
時間や手間をかけて選ぶことでより愛着のある<住まい>が
できることを確信しています。

とても満足度の高い材料検査になりました。
Dsc01446
Dsc01445

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