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2013年10月11日 (金)

地産地消

下彦間の家 

建物本体が完成しましたので少しご紹介します。

床・壁を大谷石張とした薪ストーブスペース
壁をふかしボリューム感を出し、上部に間接照明を仕込みました。 
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ウォールナットの1枚板で造った座卓は
掘ゴタツとなっています。
八角形に加工した地松の化粧梁は
落ち着きのある色に仕上げました。
壁・天井の珪藻土と相性もいいようです。
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天井の高い居間に対して、高さを抑えたキッチン。
杉板張の天井やモザイクタイルで空間を引き締めています。 
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お施主様が新築住宅にと、時間をかけて少しずつセレクトした
無垢の板材も要所に納まりました。
玄関収納には耳付のウォールナットカウンターが
納まりました。
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R0024480
 
トイレ手洗いカウンターにはトチノキが納まりました。
耳付かつ真っ直ぐでないため、納まりが難しいところですが
匠の技でうまく納まっています。
洗面器もお施主様がセレクトした笠間焼きです。
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この建物には、お施主様のこだわりや匠の技が随所に見られます。
リビングの5本引込障子の敷居にも匠の技が。
通常は敷居材を入れるところですが、
床材であるクリ材を加工して納めています。
こうすることで外部建具まで床材が繋がり、
スッキリとした空間となります。
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右が住まいで左が”作業小屋”と呼んでいる
離れになっています。
離れには、かまどとピザ釜を設置予定です。 
R0024737
 
外構工事はあと1ヶ月位かかりそうです。
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先日、植栽の打合せも行いました。
和をあまり強調せずに雑木林みたいにしたいと考えています。
前庭に置く岩舟石でできた水鉢も選びました。
苔が良い感じで生えていたため、
このまま配することにしました。
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水鉢の底から給水し、湧き水のように水面から
少しずつ水がこぼれるようにします。
ここにワインや日本酒を冷やしたら、
おいしさ2割増しは間違いなさそうです。
 
この木は何の木だかわかりますか?
R0024420
答えは”佐野桜”です。
造園屋さんがボランティアで育て、
寄付して普及に努めているそうです。
今回も1本いただけることになりました。
 
今回の住まいは特に地産地消を心掛けています。
地松の化粧梁、大谷石、佐野の珪藻土、葛生の漆喰・・・。
ひとつひとつに歴史があり、深く考えさせられています。
 
 
外構工事が終わる11月中旬に見学会を
行いたいと考えています。
詳細は後日お知らせします。

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