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2015年1月16日 (金)

事務所を移転しました

事務所南隣りにある築40年の平屋建住宅を

コンバージョンして事務所として再生し、
昨年末に移転しましたのでご報告します。

<コンバージョンとは>
既存建物の用途を変更し、全面改装を施して新しい建物へ
再生させる手法です
 BEFORE
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AFTER
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空き家が社会問題になっているなかで、
設計者として何ができるのか?
事務所でも年に2〜3軒のリフォームを手掛けていますが、
大きな課題だと思います。
 
今回の工事でなにかヒントが見つかればいいなと
思いながらスタートしました。
半分セルフビルドで1年半かけてなんとか
引越ができるまでに仕上げました。
(完成度は70%くらいですが)
当然本業優先のため、夜や休日の作業となり、
なかなか進みませんでした。
 
前所有者が屋根のリフォームしていたので、
屋根工事は薪ストーブの煙突のみ設置。
構造体はそのままに耐力壁などにより耐震補強し、
一部の柱や床組に白蟻被害があり入れ替えました。
(衝撃的です) 
1
2_2
 
木工事は見習い中の大工さん(3年目くらい)を指名し、
勉強だと思って好きなようにやってみて!と
基本ノンクレームと伝え、お願いしました。
設計者として仕事を依頼するだけでなく、
若い職人を育てるお手伝いを少しでもしたいのです。
 
改修工事は、設計者も施工者も新築にはない難しさがあり
スタンダードではなく経験が必要になりますので、
多少の納まりの悪さや傾きは覚悟していましたが、
時間は掛かったものの想定外に高い完成度となりました。
 
現在はノミやカンナを使わずに完成する住まいも
多くなっていますが、やはり作り手の心意気や
気持ちがわかる建物に魅力を感じます。
 
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物作りが好きなわたしとしてはできる限り
自分で作りたいので、外壁杉板の塗装や
サッシ廻りのコーキング・内壁漆喰工事などは
事務所総出で施工しました。
漆喰工事については、今後お施主様の自主工事として
提案したいと考えていましたので、
とても良い練習になりました。
(写真を撮り忘れました・・・)
 
作業スペースは既設の梁を現し仕上げにするなど、
図面が平面図くらいしかない割りには
そこそこの仕上がり?となりました。
 
Img_4891
 
事務所の薪ストーブは<ヨツール>F3です。
ストーブ下は大谷石としました。
 
工事に携わっていただいた方に心より感謝します。
特にK棟梁(見習い中)にはお世話になりました。
 
これからガレージの木製格子戸や板塀を兼ねた薪棚、
外構・植栽工事などやりたいことはまだまだありますが、
少しずつ楽しんで作り込みたいと考えています。
 
お近くにお寄りの際は是非お越し下さい。
 
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この工事は4年半前、当時小学5年生の息子と2人
駐車場作りから始まりました。
 
工事前
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トタン塀と前庭のプレハブ小屋解体
ダンプとユンボを知人に借りての作業
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3
 
菜園スペースの土壌作り
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駐車場完成 
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私のお盆休みと息子の夏休みを利用しての作業でした。
真夏の暑い時期に大汗をかきながら手伝う息子に
成長を感じたことを思い出しました。

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